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トラブル事例

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漏電が疑われるトラブル

漏電が疑われる事例に遭遇しました。漏電部位や原因の特定は、発電所の設計仕様など様々な要因が絡み、決して容易ではありません。駆け付け対応を行ったところ、トラブルの原因は、まったく予想もつかないものでした。

漏電トラブル(?)が多発、解決は容易ではない(写真はイメージです)産業用太陽光発電所のトラブルが増加しています。

一般に「設置後、2~3年後ぐらいから増える」と言われており、2014年以降に設置された多数の発電所が、その時期を迎えています。最近、漏電が疑われる事例が立て続けに発生しました。漏電とは、文字通り、電気が漏れることで、本来流れてはいけない部位に電気が流れてしまうことです。人への感電を招くなど危険性が高いので、漏電を検知して電気を遮断する機能を備えた「漏電ブレーカー」が通常は使用されています。ある低圧発電所で、1ヶ月に3回ほど漏電ブレーカーが作動して発電が止まる、という事象が起きました。漏電ブレーカーは、落雷(誘導雷)による影響で誤作動をすることがよくあります。最初の2回はたまたま近隣の天候も悪かったため、落雷によるものとして様子見、と判断してしまいました。しかし、1ヶ月に3回目ともなると尋常ではありません。

※誘導雷:付近に落雷した際に発生した電圧が誘導電流を起こし、周囲に影響を及ぼす現象。

実を言うと、漏電部位の特定は簡単ではありません。
漏電ブレーカーが回路ごとに入っていれば部位を絞り込みやすいですが、発電所の設計仕様によっては、主幹ブレーカーにしか使っていない場合があります。コスト削減を優先して、そのような設計を採用している発電所も珍しくないのです。
今回の発電所も主幹ブレーカーのみに使っていたため、どの部位で漏電が発生しているのか、特定するには丁寧に調査するほか手はありません。

また、漏電が常に起こっているのであれば分かりやすいですが、ある特定の条件の時だけに発生する、というケースも多々あります。
よくあるのが雨の影響です。絶縁に何らかの不具合のある発電所が雨に濡れることによって、雨水が電気を通してしまい、漏電が発生します(絶縁がしっかりなされている発電所であれば、雨に濡れても漏電することはありません)。

しかし、天候が回復し乾燥すると、漏電の症状が治まってしまう、ということがよくあります。点検に行っても、到着した時点ではすでに乾燥していますので、漏電部位を特定することは容易なことではありません。
もちろん、手間暇を掛ければ解決できますが、どこまでコストを費やせるか、という兼ね合いを考えた場合、すべてを精密点検するというオプションは、やはり現実的とは言えません。さて、今回の事例に話を戻します。
3回目の発電停止時に、集合盤の内部を開けて点検したところ、まったく予想だにしないトラブルを発見しました。なんと、大量の蟻が入り込み巣を作っていたのです。
絶縁・接地抵抗も測定しましたが問題がなかったため、この蟻の巣が漏電の原因である可能性が高く、まずは蟻の巣の撤去と今後入り込まないようパテで隙間を埋めて様子を見る、ということに相成りました。

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