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トラブル事例

トラブル事例

スネールトレールで発電量低下?

太陽光パネルに蛇が這ったような黒い模様が現れる現象「スネールトレール」。それが原因と疑われる発電量低下の事例に出会いました。果たしてトラブルを引き起こしているのは、本当にスネールトレールなのでしょうか?

 

トラブルの原因になることもある、モジュール表面のカタツムリが這ったような模様「スネールトレール」
スネールトレールは発電量低下の原因になることもあるが…

先日、低圧発電所のオーナーから、「パネルにスネールトレールがはっきり見えるようになってきた。それにより発電量が減少しているような気がする」というご相談を受けました。
発電所は、設置後約3年を経過しており、遠隔監視システムは発電量を2分割で監視できるタイプ。オーナーの話では「遠隔監視のデータをしっかり解析したわけではないが、どうも、2分割で比較すると差が出ている気がする」とのことです。新エネルギーサポーターは、スネールトレールが原因の発電量低下に、まだ現場では遭遇したことがないため、「貴重な経験ができるかも」と目論んでいたのですが、調べてみたところ、残念ながらオーナーの思い過ごしだったようです。
(某社にて、スネールトレール発生の要因となるマイクロクラックが入ったパネルの加速試験をしたところ、大幅に発電量が下落したパネルもありました。確かにスネールトレールが発生すれば、数年以内に発電量が下落する可能性はあります。しかし、『スネールトレールがある = 発電量が下落する』というわけではありません。)入手した遠隔監視データを、月間総発電量と1日ごとの発電量で解析してみたところ、センサーAとセンサーBのそれぞれの数値には、実際、若干の差がありました。しかし、その差は、プラスマイナス3%程度。センサーAに対して、センサーBの数字は97%~103%程度であり、明確な差とは言えません。
また、もう一つ注目したのは、センサーAとセンサーBの差が一定ではない、という点です。毎年10月~2月まではセンサーAが97%~98%と下回りますが、3月~9月は逆にセンサーAが101%~103%と上回っています。

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ある特定の時期だけを見てしまうと、どちらかが故障しているかのように考えてしまいがちですが、このように長期的傾向を把握することで、故障ではなく、その発電所特有の「癖」であることがわかります。
発電量が継続的にどちらかが10%近く低い、など極端に偏っているなら故障の可能性が高いですが、5%以内の差で、かつ時期により逆転しているなら、その発電所の「癖」と言っても良いでしょう。パネルの向きやちょっとした影の掛かり方、配線の引き回しなど、全く同じように作ったつもりでも、やはり部位によって、どうしても違いが出てしまいます。
今回は、スネールトレールという目に見える症状に惑わされたのかもしれませんが、特に低圧発電所の場合は、売電ロス自体はそれほど大きな金額ではないので、あまり神経質になり過ぎないようにした方が良いと言えます。

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